世界の伝承療法~東洋医学 ビワ療法編
2014/4/18
世界の伝承療法~東洋療法 ビワ編パート1
世界には、多種多様の民族、人種が暮らしていますが、近代医学(東洋医学)が普及するまでにはそれぞれの民族は、独自の伝承療法を保持していました。
例えば、東洋ではインドにおける、「アユルベーダ」や、日本、中国における「漢方療法」…等々がよく知られているところです。
また日本の裏側に位置する中南米においては、マヤ文明、アマゾン文明、インカ文明の存在が、有名ですが、そこに住む先住民族にもそれぞれの伝承療法が多数存在しています。
それらもまた、シャーマン達(呪術師により、千年、数千年と受け継がれてきた「伝承療法」です)
今回ご紹介するのは、我が国「伝承療法」の中でも今日も広く用いられている「ビワの葉療法」です。
ビワの実は果物やドライフルーツとしては誰でもご存知だと思いますが。「民間伝承療法」として主に用いられているのは、「種子」と「葉」のほうです。
「種子」については機会をもってご紹介します。
今回は「葉」とりわけ「ビワの葉温湿布療法」です。
「民間療法」として記しましたが、本来「伝教医学」の一部として仏教の伝来とともに、日本に入ってきたという説があります。
古典仏教、とりわけチベット仏教では、天文学、農学、気象学、気学、とその教学範囲は広範囲に及ぶそうです。
中でも医学は相当重要な教学だったようで、「人体解剖学」は臓器や筋肉ばかりではなく全身の神経維持を指で確認しての実習が行われていたということです。
さて「ビワの葉」ですが仏教医学として日本に入ってきたせいでしょうか、かつては全国の寺院には境内の一隅に必ず何本かの「ビワの木」が植えられていたらしいですが、現在では駐車場や増築の為に切り倒されて、存在しない寺院のほうが多いようですね。
「ビワの葉」のことを「無料寿扇(むりょうじゅせん)」と言っいた事も「仏教」との深い関わりを知ることにも出来ますね。
次回では「ビワ葉」療法の実践として「健康の館」の狭いにはに植えてある、ビワの葉を数枚使い、そのやり方について写真入りで詳しくお知らせしたいと思います。
お楽しみ(^^)
(参考文献)
明るいチベット医学、自熱療法、おばあちゃんの知恵